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ニアアンダーセブン [ハートフル]


ニアアンダーセブン (1) (角川コミックス・エース・エクストラ)

ニアアンダーセブン (1) (角川コミックス・エース・エクストラ)

  • 作者: 安倍 吉俊
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: コミック


だから知也の自由でいいんだよ
学校でもどこでも知也の居ていい場所はちゃんとあるから


とある下町の銭湯「荏の花湯」
そこの2階に予備校へ通うため岐阜の実家から単身やってきた居候 まゆ子と
なし崩し的に まゆ子の居候となった宇宙人 ニアとの
日々の貧しくも楽しいハートフルコメディ
バイトを掛け持ちしながら勉強している赤貧生活のまゆ子と
身勝手でお気楽極楽なニアの掛け合いが非常に面白いです

月刊エースネクストにて1999年~2000年までに連載されました
単行本は2巻で完結
当時 角川おなじみのメディアミックスでマンガの他にアニメ/CDドラマ化もされました
安倍吉俊氏といえば 「灰羽連盟」 というアニメ作品でも有名な方でもあり
非常なapple好きで 氏の同人誌がiTunesのアプリに登録されていたりします
そちらのほうも よろしければどうぞ

非常に生活観あふれる描写が上手い方で
頭にアンテナが付いて耳の尖った宇宙人達が人間に混じって生活していること以外は
昭和を感じさせるノスタルジーあふれる下町の風景が描かれています
アルバイトで予備校の授業料を捻出しつつ勉強をしている まゆ子は赤貧生活をしていて
めったに米にもありつけず ニアに文句たれられながらも小麦粉を使って「すいとん」を作ったり
紅茶のティーバックを「まだ色が出る」と何度も使いまわしたり
道に廃棄されていた 古くて重いブラウン管のテレビに飛びついたりと
アニメ版よりもコメディ色強めで極貧生活の日々を面白おかしく描写しています

img194.jpg
荏の花町に落下してきた巨大なUFO型「母船」からやってきた宇宙人たち
彼らは人間と全く同じ生活をしながらも一種の階級社会があり
ニアはその最下層「アンダーセブン(_7)」 しかも宇宙人たちの偉さをあらわすらしい
アンテナ無しということで 他の宇宙人たちから蔑まれる存在だったりします
そのニアと 生活に手一杯で予備校の「普通」の友達との違いを感じ
引け目を感じてしまう まゆ子
日々の騒がしく楽しい日々に時折入る そのお互いの「居場所の無さ」を
下宿先の荏の花湯の人々や まゆ子の親友 上京してきた同郷の幼馴染たちが
何気ない形で支えてくれるエピソードに じいんときます

未読な方であれば 是非ご覧頂きたいですね~ おススメです

安倍吉俊氏のHP → AB's HOMEPAGE
安倍吉俊氏のblog → ABlog

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