預言者ピッピ [SF]
ピッピは我々に最善の道を指し示し決して間違いを行わせない
わたしたちは確実に正しいものを取る
迷いもせず疑いもせず唯一絶対用意された選択肢を
運命―それは確定した未来
さあ、今回は極上のSF作品をご紹介しますよ。
もしも世界のありとあらゆるものの未来を予測できるロボット―ピッピを人間が生み出したとしたら…?
今回はそんなお話です。
未来はピッピの予測したとおりになる。いかに抗おうともそれすらもピッピは織り込み済み。
不確定で先の見えない未来に唯一絶対の答えを与えてくれる者・ピッピ。
未来を正確に予測できる彼の預言は、世界中の人々を狂乱に巻き込んでいくことになります―
ウルトラQ彩色版 [SF]
昭和41年から放映された円谷特技プロダクション制作のテレビ番組・ウルトラQ。
ウルトラと言えばM78星雲の光の国からやってきた超人ウルトラマンが怪獣と格闘する特撮番組が
真っ先にあたまに浮かびますが、その前身・ウルトラシリーズの最初の作品として当時視聴率30%を
越える一大怪獣ブームを巻き起こしたのがこのウルトラQです。
ウルトラQには怪獣と戦うウルトラマンというヒーローは存在しません。
次から次へと地球に現われ大暴れする怪獣や、地球を侵略しにやってきた異星人、
永き眠りから醒めた太古の生物など、実に様々な怪奇なるものたちの出現に、
あくまでも人間たちが知恵と科学の力を結集して対抗するというお話になっています。
そのウルトラQが間もなくBlu-rayで発売されることに先立って、藤原カムイさんが2003年に
ニュータイプ誌上でコミカライズした同作品が再度発売されることになったようです。
しかも今回のBlu-ray化にあたっての一つの目玉である当時モノクロだった画面をカラー化するという
企画にちなんで、今回のマンガも一部の話がカラーリングされる「彩色版」となっています。
星を継ぐもの [SF]
ご…5万年も前にいったいどこからこの月へ―?
そして―何者!?
西暦205X年―
ロンドンのメタダイン社の理論研究部員・ヴィクター・ハント博士はその日、
月の表側と裏側の境に建造された月面基地に降り立った。
「ようこそコペルニクスⅢへ…」
国連宇宙軍の要請でやってきた彼の目的は、最近月面のとある洞窟で発見された
「真紅の宇宙服を着た人間の遺骸」を調べるためだった。
しかし当然「彼」はただの宇宙で謎の死を遂げた隊員などではなかった。
ニュートリノビームを使って物体内部を詳細に3D透視することができる
トライマグニスコープを携えて、ハント博士が訪れた理由は、
「彼」が“5万年前”の人物であるという結果が出たからだ。
旧石器時代の人間が宇宙服を着て月に―?!
軍はすぐさま地球規模のプロジェクトを組織し、
数少ない所持品を元にあらゆる学問を通じて分析が始まる。
「彼」はどこからこの月へ来て、何をしていたのか―?
「彼」はそもそも地球の人間なのか? それとも今だ発見されたことのない地球外の宇宙人なのか―?
あらゆる仮説が立てられ、新たに発見された事実の元に崩れ去り、そして新たな仮説が立てられる…
様々な発見と研究の果て、ハントたちが到達した真実とは―
ぼくらのよあけ [SF]
君と僕のアシアト [SF]
君と僕のアシアト〜タイムトラベル春日研究所〜 1 (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: よしづき くみち
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/01/04
- メディア: コミック
どうかあなたにとって 実りある旅を
前向きに生きたい―
誰もがそう願う。
でもどうしても戻りたいあの日がある。
会いたいあの人がいる。知りたい真実がある。
今よりもっと前に進むために…
Sakura Cluster [SF]
Sakura Cluster 1 (ASAHI COMICS ファンタジー)
- 作者: リヨ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/03/07
- メディア: 単行本
だめ~ 私まだ触手は年齢的にちょっと
ある日お隣に引っ越してきた可愛い女の子・ファリーン
首からチューブで繋がれたロボットだという彼女の目的は
絶滅に瀕したとある星の生態系をまるまる庭に再現することだという…
いつの間にか鬱蒼と茂ったファリーンの庭…
そこには奇妙でキケンな生物たちと、星からやってきた人たちが潜んでいた…!
地球侵略!コルレオニス [SF]
守りたい人がいるからです…!!
(僕は…何故戦わなければいけないのだろう)
地球にやってきて3ヶ月…
二人の兄が次々と帝国を出奔し、いつの間にか時期帝国の主たることを期待され、
その力の証明として僕に課せられた地球征服の目的は、遅々として進まないでいた。
帝国旗機として強大な力を持つ「コルレオニス」をもってしても、
丸腰で、しかもたった一機でとなればなかなかうまくいかないのも道理だ。
「街には被害を出さず、徳と威厳をもって武力のみを制し、降伏せしめよ」
と父上は言うが、こちらが何かを破壊するどころか、逆に迎え撃つ
地球の防衛軍の流れ弾が街を破壊するほどに僕は無力。
それに何より、この街にはあの娘がいた。
この地球に身一つでやってきた時、行くあても金も無く野垂れ死に寸前だった僕に、
やさしくドーナツを分けてくれた彼女―
商店街で家族でドーナツ屋を営む星ヶ谷さん。
彼女のためなら僕は、…僕は―
『妄想してるんじゃねーよ さっさと征服に行けい』
どこからかモニターしていた帝国の主たる父の声が響く。
そして今日も僕は、気の進まない地球制服に乗り出すことになるのだ―
蒼き鋼のアルペジオ [SF]
何か世界に変化が起きるかもしれない オレはそれを試したく思ったんだ
…ワクワクしないか?
21世紀初頭―
人類は温暖化などの影響により地上での版図を大きく失った
そしてそれに呼応するかの様に正体不明の「霧の大艦隊」が出現
人類はその謎の大戦艦群により 全ての海洋から駆逐された
「霧の大艦隊」と相まみえ大敗北を喫したあの日より17年…
海洋は依然として霧に包まれたまま 全ての大陸 全ての島嶼(とうしょ)での
孤立を余儀なくされた人類は、来るべき「大反攻」の日を夢見ていた…
「君に…君の『イ401』に人類の最後の希望を運んで欲しい」
政府関係者を名乗る謎の男・上陰の依頼は、霧の艦隊に対抗しうる新兵器のサンプルを
蟻の這い出る隙間も無い包囲網を突破してアメリカへと届ける過酷なものだった。
「オレ達に太平洋を渡れ…と言うのか? 霧の艦隊がウヨウヨいるあの海を?」
前の大敗北から17年を経てもなお、人類の天敵であり続ける「霧の艦隊」。
年若い艦長を務める千早群像の潜水艦こそは、今現在唯一「霧」に有効な手段を持つ、
「霧」の潜水艦イ401だった―
ガール・デバイス [SF]
私はあなたを決して許さない
「あれが地球…」
遥か未来の物語―
火星を出発した宇宙船団は、その日遂に彼らの母星「地球」にたどり着いた。
「これより『第七次地球奪還作戦』の開始を宣言する!!」
各船に「人類回復議会長」の訓示が響き渡り、アルファたち乗組員は一斉にあわただしく動き出す。
彼らの目的は一つ、かつて人間が支配していた地球を、やつらから取り戻すことだ。
彼らはそのために過去6度挑んで、6度敗れてきた。
「なあに心配するなって6回も失敗してんだ。1回ぐらい成功するさ」
浮かない顔の少年・アルファを励ますように、長身の同僚・ベータが軽口を叩く。
そう、今度こそ成功させなければならない。彼らに「次回」は無いのだから…
ゴゴゴゴ…
突如彼らの乗る戦艦が激しい揺れに見舞われる。
「何事だ!!」
すかさず艦長の怒号が飛ぶ。
しかし索敵班が状況確認をするまでもなかった。
戦艦の壁一面を覆う強化ガラスの向ういっぱいに、それが現れたのだ…
それはまるでセーラー服を着た巨大な女子高生だった。
クセのないストレートの黒髪、穢れを知らぬかのようなその顔立ちはしかし、
膝から下がまるでロケットのようになって、彼らの船団にたちまち肉迫してきたのだ!
…そう。彼らの敵は、巨大で奇怪な無数の少女たち。
人はソレらを「ガールデバイス」と呼んだ―
エコー/ゼオン [SF]
エコー/ゼオン (1) (角川コミックス・エース 321-1)
- 作者: 六道 神士
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/04
- メディア: コミック
無駄に高い行動力、現金大好きワケあり女子高生・通古賀紫(とおのこがゆかり)
地元じゃ有名な空手道場のちょっとシャイな跡取り息子・星丘高雄(ほしがおかたかお)
そして…一度聴いたあらゆる音場の再現をはじめとして、
自在に「音」を操る特異能力を持つ謎の美少女・聖観世(ひじりかんぜ)
これはそんな“ひと味違う”3人が、まだ高校生だった頃…
20世紀最後の年、1999年の物語―