ザ・松田~ブラックエンジェルズ [燃え]
ザ・松田~ブラックエンジェルズ 1巻 (ニチブンコミックス)
- 作者: 平松 伸二
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2011/05/28
- メディア: コミック
いんだよ 細けぇ事はよ~~~
1980年代初め。
かつてキン肉マンやキャプテン翼、北斗の拳などが連載されていた時期に
「ブラック・エンジェルズ」というマンガが連載されていました。
その物語は弱き者の依頼で悪を暗殺する「必殺仕事人」がモデルで、
それぞれに十字の傷を持つブラック・エンジェルと呼ばれる者たちが
弱者を踏みつけにして世にはびこる外道な輩を暗殺するというストーリー。
そしてブラック・エンジェルたちの中でも主人公を差し置いて人気が高い
「ザ・松田」こと松田鏡二をスピンオフしたマンガが、今回ご紹介する作品です。
キメ台詞は 「いんだよ 細けぇことは!!」
細かいことがとにかく嫌いな男、それがザ・松田!
その手刀は筋骨隆々たる人体をも易々と貫き、無反動砲の砲弾をも素手で止める
彼の生き様は豪快にして爽快!
細けぇ屁理屈をぶっ飛ばし、断じた悪をぶっ潰す!
現代に甦った黒き天使、それがザ・松田!!
囚人リク [燃え]
逃げて今日を後悔する奴にっ…信じられる明日がくるもんかっっ!!
俺は明日を信じてる! 明日を信じたいんだ!!
「貴様にはいずれ特別な絶望を用意する
いっそあの時殺してくれていればよかったと思うほどの絶望をな」
その日、オレは親とも慕ったおじさんを失った…
10年前―
オレが3つの頃に起きた隕石の落下で、東京は一瞬にして消滅。
その跡には取り囲むように壁が築かれて、かつての首都だった都市は
外とは完全に隔離されたスラム街となった…
おじさんは10年前の災厄で両親を失くしたオレを、何かと気にかけてくれた人だった。
盗み・ひったくり・喧嘩に詐欺…果ては銃器密売・臓器売買となんでもござれのこのスラム街にあって
おじさんはいつだってにこにこと笑う、弱い者たちの味方だった。それなのに…
「じきにこの街はひっくり返る 必ず!この街はもうすぐよくなるぞ 約束する!」
いつもはおどけたようなことを言うおじさんが、いつもよりも力強くオレに言った言葉。
それが何を指していたのか、オレには解らなかったけれど…
ただその後オレが拗ねて飛び出したあの派出所で何かがあって、おじさんはここらでは見かけない
スーツ姿の男たちに殺されたのは事実で、
偶然その場所に戻ってきたオレが、その男たちのボスに思わずおじさんの銃で撃ったのも事実で…
…そして怒りに歪んだその男が立ち去った後…オレは「警察官殺害」の罪で、
孤島に建つ絶望の牢獄・極楽島特級刑務所に放り込まれたこともまた、夢ではない現実だった…
てんむす [燃え]
んっまいよ~~~!!
(な、なんだてこのド素人は―!?)
結日高校食い道部2年、荒木遊はあまりにも予想外の展開に衝撃を受けた。
食い道部―すなわち大食い競技を制することを目的とし、その練習代わりに
「時間内に食べられればタダ!+特典」を掲げる、とある商店街の蕎麦屋が繰り出した
実に14人前の蕎麦。それに一定のペースの死守と、計算され尽くした身体コントロールを
駆使して挑む自分の横で、同じ大食いチャレンジを名乗り出た、同じ高校の1年とおぼしき
お団子頭の少女の素人丸出しの食べっぷりが、何故か遊の目を捉えて離さないのだ。
その少女はタライのような巨大なせいろに積み上げられた蕎麦を、
なんの身構えもせずおもむろに箸を伸ばすとたっぷりそばつゆにひたし、
一口すするごとによく噛んで味わった上に「んっま~~い」と感嘆の声をあげる。
それではとても時間内に食べきるどころか、すぐにも満腹になって完食すらも危うい…
そのあまりの無防備過ぎる食べっぷりに
(素人が―!)
と内心鼻で笑っていた遊は、程なくしてその予想外の展開に混乱することになる。
少女は箸が進むにつれて一向にそのペースが衰えるばかりか大食いのノウハウを研究し尽くした
自分よりも早く、僅か5分でノルマの半分の7人前をクリアして2皿目に手を伸ばしていた。
そして何よりも、スタート直後からずっと変わらず、心の底から美味しい蕎麦を堪能している様子の
少女の姿に、何よりも驚嘆させられたのだった…。
かつて豊穣の神より授かりし実りに、“天娘(てんむす)”と呼ばれる巫女たちが
感謝を捧げるために行ったとされる祭祀「大食い競技」…
これは 天目指し食の道を駆ける少女たちの物語―
天然戦士G [燃え]
オ…オレを… 応援…してくれて…いるのか…?
―このオレを―!!
人類が地球に誕生して数十万年…
しかしそんな人類の歴史の遠く及ばぬ昔…実に三億年もの昔から「彼ら」は存在した。
現代においても「彼ら」は地球の支配者と驕る、我々の歴史の影で
我々が文明の名の下に斬り捨て、忘れていった大自然のエネルギーを
その身に宿したまま生き延びてきたのだ。
そして現代― 地球には宇宙からの侵略の魔の手が迫り、
人知れず未曾有の危機を迎えようとしていた…
「彼ら」はそれを敏感に察知し運命的な邂逅を経て、
とある高校生にその持てる超常の能力と地球の命運を託す!
そう、「彼ら」の名は 『G』―
そして天然自然の能力を駆使し、侵略者たちに対抗しうる力を持った戦士の名は「ゴキヴリマン」!
3億年を生き抜く生命力と最速のスピードを併せ持つ、最強のブラックヒーローだ…!!
ワズラ ‐梦津國怪奇譚 [燃え]
ワズラ ‐梦津國怪奇譚‐(1) (Emotion Comics)
- 作者: きむら ひろき
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: コミック
これ以上… 狂わせないでくれ…!!
異世界である「梦津国(ゆめつくに)」から人々が住む「現國(うつしくに)」へやってきて
様々な奇怪な事件を引き起こす「患(わずら)」。
そしてその事件から患を特定し、退治する事が可能な「患オロシ」と呼ばれる人々…
いわゆる退魔師的物語なわけですが、これがなかなか…
私の好きなツボをいくつか押されてしまいましたので、meriesanはこういうのに弱いんやね
とでも思ってくれたら良いんじゃないかなと開き直りつつ紹介してみます。
ナナマル サンバツ [燃え]
ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)
- 作者: 杉基 イクラ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/05/02
- メディア: コミック
あなたなら“クイズ王”になれるわ!!
その場の誰もが固唾を飲んで見守った―
ジリジリと照りつける太陽。シン、と静まり返った屋外ステージの壇上、
その男はもったいぶるように口を開く…
「………正解っ!!」
その瞬間、一方では喚声が湧き起こり、もう一方では悲鳴とも溜息ともつかない落胆の声があがる。
それらは渾然となって どおっというどよめきの津波となり、会場全体を震わせる。
全国高等学校クイズ選手権―
私が高校生クイズといわれると真っ先に思い浮かべるのが、
夏の風物詩として毎年放送されているその番組です。
3人で一体となって勝ちあがってきた全国の高校生達が回答ボタンに互いの掌を重ね、
出題されたクイズの答えを0.1秒を争うボタンの早押しで回答するその緊張感。
本日はそんなクイズを題材にした一風変わった作品をご紹介します。
超熱ゲームキッド クリエイ太 [燃え]
超熱ゲームキッド クリエイ太 (てんとう虫コロコロコミックス)
- 作者: のむら しんぼ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/04/27
- メディア: コミック
こいつのゲーム作りにかける気迫!! まるで阿修羅だ~~っ!!
今回ご紹介するマンガは、当ブログではあまり馴染みの無い小学生向けの漫画です。
著者は のむらしんぼさん。
1985年から10年もの間連載された 骨の髄までどケチな一家が登場するギャグマンガ
「つるピカハゲ丸くん」の作者でもいらっしゃいます。いやあ懐かしいなあ…(;´▽`A``
でも今回私が購入に至った理由はそこではなくて、「ゲームクリエイター」に
着目したマンガという点でした。
ゲームクリエイターを主役にしたマンガといえば、「東京トイボックス」を
真っ先に思い浮かべる方も少なくないとは思いますが、将来のゲームクリエイターに
なるかもしれない少年達が真っ先に愛読するコロコロコミックでは、
この職業をどのように描くのでしょうか?
そんなことに興味が湧いて読んでみましたので、ご紹介いたします!
帝一の國 [燃え]
僕は負けない!帝一の一は一番の一! 負けることは許されないんだ!!
「では次に 新入生代表の挨拶! 一年一組一番 赤場帝一君!!」
「はい!!」
時は昭和―
桜舞い散るこの晴れの日に、名門・海軍高等学校に入学した新入生
赤場帝一の戦いが静かに幕を開けた―!
附属中学からの繰り上がりで、トップの成績での入学を果たした彼には、ある明確な目的があった。
(一歩 一歩 登りつめて…頂点に立つ!!)
戦前から数多くの優秀な将校を輩出し、学校改革を経て現在の形になった中高一貫のこの学校で
トップになることは、すなわち明日の日本を背負って立つ政治家・官僚となることを意味する。
帝一にはそれを成す、為さねばならない理由があった。
踏みしめるように噛みしめるように登壇し、これから自分と熾烈な戦いを繰りひろげるであろう
全入学生を睥睨すると、帝一は堂々たる挨拶を披露する。
(誰にも 負けない!!)
強く引き結んだ紅い唇、みなぎる意志を秘めた瞳。
帝一の燃えるような演説は、その裡に明確な“宣戦布告”をするものであった―
ミス・マーベリックにはさからうな [燃え]
ミス・マーベリックにはさからうな (Emotion Comics 13)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/10
- メディア: コミック
いいかげんもの覚えが悪いわね いったハズよ 私の生徒に手を出すなって!!
真鍋センセイは気の弱いお嬢様学校の新米教師。
いつも生徒たちにからかわれては、今日も一人トイレに篭って涙を拭く日々…
「グス…田舎に…帰ろうかな…」
今日の失敗をノートに書き綴りながら、もう何度ついたかわからないため息をついていたその時―
ワアアアア…!!
どこからか聴こえてくる人々の悲鳴と轟音。
そして愉快そうに嘲笑う、どこか優雅なソプラノの声が響く
「ディアブロンナ参上!」
それは黒光りするセクシーな衣装に身を包んだ、3人組の娘たちだった。
彼女らは先ほどまで普通の乗用車だったものを、どういう理屈か
変形してロボットにしたてあげ、街中で暴れさせているのだ。
突然の混乱に、我先にと逃げ惑う人々。
嗚呼、このまま街はこの小娘たちの危険な遊びに饗されてしまうのか…!?
「そこまでよ!」
その時、どこからか凛として響いた新たな声に、その場にいた誰もが立ち止まった。
「あそこだ…っ!」
誰ともなく指差したそのビルの登頂に、人々は たなびく髪を風に躍らせ、
ハート型に開いた大胆な衣装に身を包んだ女性を認める。
「ああっ 彼女は…!」
そう、彼女こそは人々を悪のディアブロンナ一味から守るセクシーヒーローにして
普段は冴えない女教師…
その名もミス・マーベリックだった!
V&M CO.,LTD.~航空機再生株式会社~ [燃え]
V&W CO.,LTD.~航空機再生株式会社~ (Emotion Comics 12)
- 作者: 松田 未来
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: コミック
もう一度なんてゼイタクは許されないの
飛行機(ヴィンテージ)の…特に大戦機(ウォーバード)の世界は一期一会だから
レシプロ機…それは天翔ける翼―
全米各地では、かつての大戦期に活躍したプロペラ機によるエアレースが行われ、
そのレースには、そこかしこで活躍する褐色の肌を持つ少女と片目の老人の姿があった。
二人の目的は一つ。
世界最大のエンジンを搭載した幻の名機「ワイバーン」を再生させること―!
バラバラになったパーツを集めるため、東奔西走する二人の行く手に待ち構えるものとは…!