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BUTTER!!! [青春/自分探し]


BUTTER!!!(1) (アフタヌーンKC)

BUTTER!!!(1) (アフタヌーンKC)

  • 作者: ヤマシタ トモコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/23
  • メディア: コミック


「超うける ダンス超うける!!!」

「明彗高校ダンス部へようこそ いっしょに社交ダンスを楽しみましょう!」
「…あれ?」
新入生の夏は その時になってようやく自分の勘違いに気がついた―

高校受験に合格し 母親との約束で 憧れのヒップホップダンスとケータイを許された荻野目 夏
彼女が間違って入部したのは ダンスはダンスでも「社交ダンス」だった
しかしクールな副部長・二宮和美にエスコートされ ガタガタながらもタンゴを踊りきった頃には
夏の「社交ダンス」への印象はがらりと変わっていた

アフタヌーンにて連載
本屋に行ったら「ヤマシタトモコ」フェアをやっていたので
お試しにと 一番私にとって読みやすそうな作品をチョイスしてみました
元々はアフタヌーン四季賞を受賞されていますが
主にBLの雑誌をフィールドにされている作家さんのようです
この作品は高校部活の「社交ダンス」を舞台にした青春マンガです

社交ダンスといえば私にとっては周防正行監督の
「Shall We ダンス?」のような大人な世界のものや
ウッチャンナンチャンの「芸能人社交ダンス部」の
ようなスポ根ものを思い浮かべるのですが
高校生の部活 ということで 弾ける元気!
そして何より「嬉しい!楽しい!大スキ!」な気持ちが詰まった
青春ものとして描かれています

主役の常に元気で 喜怒哀楽がすぐに出る少女・夏に対して
もう一方の主役は 中学時代からの苦手な同級生に無理やり入部させられた
ネクラなオタク男子・端場(ハバ)君
何事にもまっすぐで 身体が自然と動き出す夏と対照的に
半ばいじめられている自分のちっぽけなプライドを
小ばかにしたような態度で守ろうと汲々としている
いかにも社交的でない男の子です
1巻では 社交ダンスにたちまち魅了された夏が
うんざりしたような顔で 「社交ダンスなんて 超うけるwWw」
とか言っちゃってる端場君をたちまち巻き込んで
ハチャメチャながらも その魅力を存分に見せ付けてくれます

img359.jpg
男女がペアになって踊る 社交ダンス
その魅力は相手との呼吸が合ったときだ と二宮副部長はいいます
「相手がどう動きたいのか感じるの
それこそ息遣いとか引っ張られた手の方向 目線の合図 (中略)
…そういうの全部伝わるんだよね …そういう瞬間の一体感とかってもう」

夏ちゃんと端場君
あれもこれも正反対な二人がそんな領域にまで
いかにしてなっていくのか
天真爛漫な夏に振り回された端場君でしたが
彼女への対抗心なのか それとも彼女に認められたいからなのか
端場君が前向きになり始めたいいところで1巻は終了しています
ダンス表現の見せ方にもう一工夫欲しいところですが
時折見せるダイナミックさは なんとなく身体が動き出しそうな勢いがあります
2巻が待ち遠しい作品です


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