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COMITIA96 同人誌感想3 [同人誌即売会]

というわけでコミティア同人誌感想最終3回目です。
それではどうぞ~ヽ(‘ ∇‘ )ノ


FUNUKE LABEL
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片桐くん
先日ラブロマをご紹介したとよ田みのるさんのチャリティ同人誌。
内容はラブロマ連載前にボツになったという、もうひとつの学園ラブコメ案を
同人誌にしてみたというもの。
ラブロマとはキャラ設定が全く違って、男の子の方は寡黙で友達もいなくて飄々としたカンジ。
そしてヒロインのメガネ女子が男の子に告白してつきまというという
本編とは逆のような構図になっています。
友達をつくることも好きな人に告白することも思っていたけど実行できなかった彼に、
ガンガン後押しをしていく女の子。
カップルになることはなかったけれど、いずれ付き合うんだろうなこの二人、
という雰囲気で終わるラブコメ。ラブロマ好きならこれもきっと好きになれると思います。

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パコキリン
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空姫
セカイノミカタが完結し、息つく間もなく
ブラック★ロックシューターの連載が始まった鈴木小波さんの同人誌です。
今回の本は夏に同じキャラと設定でアニメとコミックを作ろうという
同人企画のプロローグ的位置づけのお話だそうで、鈴木さんとアニメーション担当のだいちさんが
それぞれ「空姫」をヒロインに漫画を描いています。
空を飛べる人間と、空が飛べない人間とがいる世界で、
鈴木さんのは 飛べる側の人間のハズなのにいまだ飛べない空姫があることをきっかけに
空を飛ぶことの楽しさに目覚めるお話。だいちさんのは空が飛べない側の女の子と友達になって、
空が飛べるようになったのだけど、別れがたく思う空姫と友達とのやりとりが切ないお話。
それぞれ8ページという少ないページ数のため物足りなくはあったけれど、
お二人がこの舞台と設定にもつ思い入れは感じられました。
夏のコミケかコミティアで本編が完成する予定だそうで、楽しみです。



東日本大震災チャリティ同人誌
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pray for Japan
少女コミック「なかよし」で連載中の作家さんたちが中心になって、各少女マンガの場で
活躍されている有志が集まったコミックス・ノベル・イラストが詰まったチャリティ同人誌企画。
いきなり二宮知子さんの「のだめカンタービレ」の外伝が出てきたのにはビックリしてしまいました。
フェアリーテイルを連載中の真島ヒロさんもフルカラーでハッピーを主役にしたマンガを描いてますよ。
そんな感じでそれぞれの作家さんが自分の連載マンガの外伝的なお話を掲載するのも多く、
ファンの方なら買いたくなるキャッチーな同人誌なのがいいなと。
今回の趣旨としてはやはりオリジナリティよりも売れること
(もちろん読んだ人が楽しめることが前提で)を目指すべき企画ですから。
書店売りもされるとのことで、ホームページでは協賛される本屋さんへのリンクもありますから、
気になる方はホームページにいってみてはいかがでしょうか。



宵街UNION
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変身ヒロイン リコさんの日常04~ジラガール・トップ・シークレット~
少女マンガ2
コンビニで働く変身ヒロインリコさんの日常系マンガと、合同誌が出ていました。
リコさんの日常の方はコピー誌で、リコさんのちょっとした秘密が暴かれるような
暴かれないようなやり取りを、はたで聞いてるリコさんの隠れファン
オタダの挙動を楽しむマンガ(;´▽`A``
前半部分がブログのほうにアップされてます。

少女マンガ2はとある海の見えるミッション系の女子校を舞台を共有して
各メンバーが同じクラスの生徒達をそれぞれを描いていく体裁の合同誌。
先生への淡く、時に破壊的な衝動を抱く恋だとか、百合的なものだとか
ミステリーやコメディなどバラエティに富んでいるのですが、中でも
今純子さんの「オトメルゲ」が面白かったです。
地味な自分が友達にかまって貰いたいという一心から始めた
でまかせの占い。遂に「アレはいんちきなの」と告白するながれで
しっとり良い話ダナーと思ったらまさかのオチ。いや、やられました(;´▽`A``
公式ページの方で各作品のさわりの部分が読めるようになっています。
気になったら即売会に足を運んでみてはいかがでしょうか。



ハナハダ
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きみにならびて
きみにならびて野に立てば 風きららかに吹ききたり
宮沢賢治さんの詩の一片をタイトルに置いた、磯谷友紀さんのショートショート。
子供の頃から一緒だった幼馴染の女の子同士が、進路が分かれることになり
やがて互いに連絡も取り合わなくなってしまうんだろうなあというのを惜しむ物語。
若い少女達だからこそ感じるまるで永遠の別れになってしまうかのような
引き裂かれるような気持ちが、見た目淡々と描かれていきます。
いやいや、そんなことはないよ。
ひょんなことからメールとかきたりするものさ~と、最近大阪の友人から
久々にメールが来たと思ったら結婚報告でびっくりしてる私は思いました。



WHITE RIVER WORKS
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問答無用でお願いします!痛
山高帽に豊かなおひげ ダンディな顔立ちだが
パンツ一丁で首元には襟とネクタイ 人は彼を「A国紳士」と呼ぶ―
コミティア92でお見かけして、その見た目のインパクトで好きになったマンガ。
それから忘れていたものの、偶然会場でお見かけしたので冬コミ発行の続編を購入。ヽ(‘ ∇‘ )ノ
クールビズよりクールだぜ A国紳士!
見た目はアレでも立ち居振る舞いはイタって紳士。
ただそれだけなのですが、なんかこのキャラ設定が好きすぎます。
新刊は著者のゆきの育さんの知人さんがやっているTRPGリプレイに描いた
キャラの設定集というコピー誌でした。そういえば「A国紳士を描く人」という印象しか
なかったので、次回は忘れずにスペースに伺ってみようと思いました。



はしくれ工房
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手紙
昨年夏のコミティアでトキメ・メギストスという本が面白かったので
今回も立ち寄らせていただいたサークルさんです。
上記の本はMFコミック大賞に応募して賞を頂けたのだとか。
さて、そんな こう1さんがコミティア参加10周年だそうで、その記念的作品として
過去の短編作品を集めた本が出ていましたので拝見しました。
「作品の原動力は、日常に対する反発から出ることが多い」とあとがきで触れられているこう1さん。
確かに「会社のストレスで地球を滅ぼそうとする地球人に成りすました宇宙人」だとか
「中学時代の友人達とタイムカプセルを掘り返しにやってきて、
当時と変わらない自分を嘆くばかりの主人公」とか
なんか色々あったんだろうなあ。
でもそんな現状をマンガの中でぶち壊してスッキリという話ではなくて、
真摯に向き合って前向きな一歩を踏み出そうとするエンディングは
いずれも好感がもてます。
絵柄もそうだけれど、10年分、10作品(+描き下ろし4コマ)120ページを一度に拝見すると、
やっぱり似たようなメッセージ性は感じることができて
なんだかすごく満足感が得られる気がします。



ミルメークオレンジ
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ファミレスの住人
前回素晴らしいラブコメを発表され、あちこちで表紙の絵をお見かけしたり、
ティアズマガジンでレビューもされていた水あさとさんのラブコメマンガです。
今回の舞台は深夜のファミレス。
最初「3人様」みたいなぐだぐだトークが展開したかと思いきやいきなりの急展開。
いやあうまいなあ…(;´▽`A``
ご本人のブログに前半部分が掲載されています。

そして6/4からコミックフラッパーにて新連載が始まるそうです。
コミック専門店で働く人たちの青春グラフィティ「デンキ街の本屋さん」だそうです。
んー商業誌の方も拝見してみようかなあ。

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