共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 [コメディ]
共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: D.キッサン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: コミック
コミックゼロサムにて連載 現在は完結しています
ネトゲ中毒 BL命 三度のメシよりゲーム好き ポエマー男子 などなど
特徴付けされた文系おたくの図書委員の高校生たちと先生たちの学園4コマ・コメディ
特にマンガ好きな方はハマるんじゃないかなあと思える良作です
学園もの4コママンガでは大抵体育会系とか理系とか
満遍なく特徴づけされたキャラが出てきますが
このマンガは全員が「文系」 しかも「図書委員」という
一見キャラが似通いそうな縛りの中でバラエティを
出せているのが凄いなあと思えます
しかもそれぞれの得意分野のネタが深い!
例えば「一見優等生の美少女だが実はBL(ボーイズラブ)大好き!」
という黒田蝶子さんの思考はもう
「樹木に蔦が絡まっている」写真を「年下攻め」
「ティーカップとソーサー」の写真を「ソーサー総受け」と
認識したりするそうで (解りづらいかな(;´▽`A``)
もちろん極端にフってるのでしょうが(ですよね?)
そういう風に考えられるのかあ と感心してしまいます
そんな感じで 自分でも好きな分野では「あるある!」と思えたり
知らない分野では妙に感心してしまったりと
よくこれだけ広く深くネタがでるなとびっくりします
しかも も一つ驚くべきことに舞台がほぼ図書室に限定されています
「水着」とか「恋愛」とか学生ものなら
必ずあるであろうネタがあまりにも少ないのです
それで十分面白いネタが出せるのは 非常に特徴的ではないでしょうか
私のお薦めは3,4巻です
ここらあたりから その個性的なキャラたちに「図書委員」という舞台設定が
よく絡んでくるようになります それまでは各キャラの紹介みたいなもので
ここから図書委員の仕事に対して それぞれのキャラがどのように反応していくか
というネタの割合が多くなっていき 1,2巻で積み上げられた「各キャラの厚み」を
活かした面白みを感じられると思います
そして最終4巻の「たほいや」のショートストーリーは
広辞苑を使った心理戦というべきゲームで
そのアツい展開に唸ってしまいます
著者のD・キッサン氏が「このネタが描けたので満足です」と
その後最終回を迎えることになる大ネタですので是非読んでほしいなあ
あとカバーや帯を含めた装丁・カバー裏も力が入ってますので
それも是非お楽しみください
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