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エコー/ゼオン [SF]


エコー/ゼオン (1) (角川コミックス・エース 321-1)

エコー/ゼオン (1) (角川コミックス・エース 321-1)

  • 作者: 六道 神士
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: コミック



無駄に高い行動力、現金大好きワケあり女子高生・通古賀紫(とおのこがゆかり)
地元じゃ有名な空手道場のちょっとシャイな跡取り息子・星丘高雄(ほしがおかたかお)
そして…一度聴いたあらゆる音場の再現をはじめとして、
自在に「音」を操る特異能力を持つ謎の美少女・聖観世(ひじりかんぜ)
これはそんな“ひと味違う”3人が、まだ高校生だった頃…
20世紀最後の年、1999年の物語―

ヤングエースにて連載。
六道神士さんのマンガを拝見するのは久しぶりです。
六道さんといえば、今も連載が続く「エクセルサーガ」の著者として有名ですが、
当初のコメディ調の小市民路線からシリアスに向っていったところで読むのを辞めていました。
今回久々に読もうと思ったのは、主人公の一人で荒事担当ぽい青年が、
「デヴ」だったことに尽きます(;´▽`A``

お話としては
お金大好き・通古賀紫が、同じ学校の生徒たちから受けてくる依頼を、
普段はぽーっとした雰囲気の、紫の親友・聖観世が協力しようとついてきて、
実は密かに観世が好きな武術の達人・星丘高雄が行きがかり上その仕事に
やむなく巻き込まれるというもの。
特にこのマンガの場合、特徴的な能力を持つ者として観世の能力が挙げられます。
観世は音を視覚としても捉え、操ることが出来る少女で、一度耳にした音を
そっくりそのまま声真似できたり、場合によっては自分の口からではなく
視界に入る任意の場所から再現したり、イルカのように音の反響を利用して、
視界の無い暗闇の先の構造を把握したりできるものなのです。

img900.jpg

毎回タイトルにその回で観世が使用する能力の根拠となる音の現象が付き、
ただの音波少女ではない、バラエティに富んだ活躍が期待できます。
しかし現象の名前を聴いても、それを解説する文章が幕間にあっても
私にとって、ではありますがよくわからん現象はありまして…
「ハースエフェクト」とか「シナスタジア」とか、飽くまでもその現象そのものではなく
それを下敷きに拡大解釈して描いているので、その現象自体を知らない人にとっては
結局魔法としか言いようが無いものになるかもしれません。
こう…身近でその現象が起きている例とか挙げてくれれば
あるあるーってなりそうなんですけど…(;´▽`A``
まあ下敷きにした現象はさておいて、そういうものなんだなと
深く考えずに受け容れた方が楽しめるかもです。

img902.jpg

高雄のでたらめな強さや、観世の派手な能力使用シーン、
そして六道さんお得意のギャグとお色気シーンなどがふんだんに描かれてもいます。
このお話を思い出話として語るような、1999年を舞台にしている理由等
1巻目から大きな謎が提示されてもいます。
しかしなんていうか、個人的にはイマイチ乗り切れませんでした。
派手さやエロさばかりが目だって、お話がかなり浮世離れしているのが
私には合わないというか…


六道神士さんのHP → 六道館
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コメント 2

ジェリー

はじめまして!寒くなったり暖かくなったり大変ですが、体調管理に気をつけてくださいね☆応援しています。

by ジェリー (2011-03-09 20:29) 

meriesan

はじめまして!そしてありがとうございます!頑張ります!
by meriesan (2011-03-10 02:01) 

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