楽屋裏 [ギャグ]
「コゼロサムの売り上げなど知ったことではない 会社の利益より私の利益だよ小柳くん」
「死ねよクソブタ」
自堕落で鳴かず飛ばずの漫画家 魔神ぐり子
奔放なぐり子に手を焼く担当編集 小柳
宮崎で漫画を描くぐり子氏と 東京の編集部から原稿の催促の電話を入れる小柳氏の
二人のやり取りが非常に面白いエッセイマンガです
月刊コミックZERO-SUMにて連載
ここ最近漫画家さんの自伝的エッセイコミックを読む機会が増えまして
そういった作品 特に女性漫画家さんのものをTwitter上でお伺いしてみたところ
お薦めされた一冊です いやー…皆さんホントに色々な本をご存知です(;´▽`A``
3●才 とうに女の恥じらいも棄て 自分の欲望に忠実な発言をするぐり子氏に
小柳氏が罵り気味にツッこむという形式 (ほぼ実話らしい)
似てると言えば 柴田亜美の「どきばぐ」を悪口の罵り合いに特化したような
毒っ気のあるマンガというか トムとジェリーというか 仲良く喧嘩しなというか(古)
実話エッセイなので 「前回の『楽屋裏』の楽屋裏」みたいなことも描かれていて
実は前回の話を描いていたときは体調が酷くて 小柳氏とこんな罵りあいが展開されていた
みたいな話は エッセイマンガの一番面白いところです
エッセイ漫画を読むたびに思うのですが 自分のしたことをネタにして
笑わせられる作品にするのって凄くないですか?
つまり自身がそのときしたことを 面白おかしく脚色を加えるとはいえ
第三者視点から眺めて「これはネタになる!」と思うわけですよね
「子供のころの至らない自分」をネタにというなら それはほぼ今の自分とは別人ですけど
直近の自分の行動をネタに出来るのはちょっと凄いなと思います
…て これじゃ紹介になりませんね(;´▽`A``
この漫画を購入される際は 是非帯付きのものを手に入れられるのをお薦めします
なんと帯が本の高さの3/4ほどを覆うくらいの大きさで そこにも ぐり子氏の4コマや
他の漫画家さんの推薦文 時には「担当編集小柳氏の1日」みたいなネタが掲載されていて
「古本で買うなよ」という怨念すら感じます (古本だと帯が付いてない場合もありますので)
帯を取るとそこに真の表紙が出てきて 更にカバー取った本体にもおまけ四コマがありますので
端から端まで笑かしてもらえるマンガですよ
魔神ぐり子氏のblog → 魔神ぐり子の鳴かず飛ばず
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