ヘルプマン! [ハートフル]
直情型で単純な主人公・百太郎が 徒手空拳で介護の世界に飛び込んで
その中で起こる様々な矛盾に疑問を投げかけていく物語
現在は12巻まで出ていて一つのエピソード毎に主人公が変わるオムニバス形式になっています
最近ではニュースで当たり前のように話題になる老人介護の話
時給が安すぎてなり手のいないホームヘルパーの苦労
老人ホームで起こる様々なトラブル
自宅介護を選択した家族と なにより本人の苦悩―
特に11,12巻の「認知症編」は 認知症になってしまった本人の意識を
追体験させてくれるような話になっており 気づくと自分がおかしなことをしている
そして家族が別の何かを見るかのような顔で自分を見ている
まさにホラーといっても過言ではないリアリティがすごいです
最後はなんらかの救いのある決着を迎えて終わるのですが
実際の介護の現場では いつ終わるとも知れないこういう
世界があるのだなあと圧倒されます
自分がもしこういう状況になったなら 親が自分にそうしてくれたように
親に手を差し伸べ続けることができるだろうか
そんなことを考えさせられる漫画です
くさか里樹氏のHP → くさか里樹WEB
【ヘルプマン! 14】 2010年4月12日 21:15更新
13巻から引き続き「介護職員待遇編」
薄給とかそういうこともあるけれど
何がキツいって自分の仕事が評価されないというのが
なによりこたえる そんな話が展開される今巻
崩壊寸前の人手不足な現場に百太郎が連れてきたド素人二人が
これからどのような経験をしていくのか?
彼らが投げ出したとき それがそのまま介護職への
くさかさんから見た 世間の認識ということになるのでしょう
リアルであるがゆえにこの漫画は どのエピソードも
ラストをどうもっていくのかが毎回気になって仕方ないですね!
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