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ケモノキングダムZOO [ギャグ]


ケモノキングダムZOO(1) (KCx ARIA)

ケモノキングダムZOO(1) (KCx ARIA)

  • 作者: もち
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/09/07
  • メディア: コミック


女房は懐の深いやつだった

アッパーヤード―
そこは笹王・パンダの統治の下、動物たちが平和に暮らす国。
しかし偉大なるパンダ王も寄る年波には勝てず、ついに崩御の刻を迎える…
それは30年にわたる平和な治世の終焉を告げるものであり、
新たに代理の王座についたレッサーパンダの勢力と、
その統治を良しとしない野心溢れる者たちとのアッパーヤードを
東西に二分する諍いの歴史の始まりだった。
中でもレッサーパンダの治める東側に属しながら力でもって王の座を伺う
北の森のライオンの勢いは凄まじく、西に属する者たちはもとより、
決して一枚岩ではない東側の者たちにとってもそれは脅威となっていた―

ARIAにて連載。
月刊Gファンタジーで「キューティクル探偵因幡」を連載されている
もち さんの新連載となります。
アッパーグラウンド…つまりは「上野」の動物公園をモチーフに、
その王国に住む動物達が国(動物公園?)を二分して敵対する様子を描くファンタジーものです。
…とはいえ、登場する動物達は一部の野心溢れるライオンらを除いてどこか呑気。
自分達の習性には抗えず、どいつもこいつも腰砕けのボケ要員ばかりという体たらくで、
結局真面目に侵略に来てるライオンがツッコミ役になってしまいます。
動物たちのボケツッコミ漫画というと、いがらしみきおさんの「ぼのぼの」を思い浮かべたりしますが、
キャラクターは動物の姿のままで描かれる者と中には擬人化された姿の者とが存在します。
…ちょっとこの辺わかりづらいので絵を見ていただけると良いかと思いますが。

img499.jpg

お話はライオンがアッパーヤードの王になるべく西の動物たちにちょっかい出しに来るのを、
迎え撃つ動物達がボケボケの間抜けな対応で思わずライオンがツッこみまくって
ぐずぐずのうちに撃退されてしまうというスタイルで、
主な登場キャラクターは
西の地をライオンから護ろうと立ちはだかるもののヘタレでMっ気のあるオオワシや、
亡き妻の袋を自らに縫いつけ、袋に三人の小さな息子達を抱える
かつてはパンダ王の側近として信頼の厚かった西の要・カンガルー、
そして王のアドバイス役をするほどの賢鳥で、東西問わず尊敬を集めるドSな美鳥・シロフクロウ、
その他にも二言目には動物を自分の背中に乗せたがるシマウマ、
アッパーヤード一の忍びのヤマネ、ヤマネに憧れ押しかけ弟子となる間抜けすぎるウサギ等等

img497.jpg

強いんだけど「育児休暇」と称してのらくらしているカンガルーに代わり
ライオンを撃退せんと挑むヘタレオオワシとライオンのやり取りが秀逸で、
敵同士なんだけど惹かれあう流れが BLぽいノリに見えてしまったり、
オオワシのピンチの場面で駆けつけるハードボイルドなカンガルーが、
待たせたな的展開で自らの袋からドラ○もんばりに武器などを取り出しつつ
反則的な強さでライオンを撃退する流れも面白カッコよかったりします。

img498.jpg

何かと くの一のヤマネの潜入を陰から助け、ツンデレ的言い訳を述べるものの
ヘタすぎてつっこまれるオリイ(コウモリ)もなんだか新鮮で、
私が普段読むノリををうまーく外してくれるので面白く読めました。


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