恋忍

恋忍（1） (ワイドKC)

• 作者: 高本 ヨネコ
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2010/05/17
• メディア: コミック

「おはよー　おにいちゃん！！」
ある朝　中学生・栗乃花 薫の眠りは「見知らぬ女の子」によって破られた…！
彼女の名前は此花 恋華（このはな れんげ）
忍びの里の試験で　薫を篭絡するためにやってきた　くの一である―！！

別冊少年マガジンで連載
例によってTwitterで漫画好きの方々の話題になっていたので読んでみました

くのいち試験のため　薫をあの手この手で篭絡しにやってきた恋華
序盤は「朝起こしにやってくる妹シチュ」「曲がり角でぶつかってパンツ見えちゃうシチュ」
「その子が同じクラスにやってきちゃうシチュ」更には「一つ屋根の下に押しかけちゃうシチュ」
とありとあらゆる萌えの定番で中二の思春期真っ盛りの少年を誘惑にかかります
しかし　シチュエーションこそ踏襲するものの　まったくなりきれずに素がでてしまい
薫君はすっかりドン引きされてしまう　という筋


そして４話目から　ある意味この漫画の本領が発揮されてきます
今まで恋華に一方的に振り回されていた薫君が
実は性に関して強烈な能力を持っており「変態のカリスマ」「ベストGニスト」と呼ばれ
一部を除いた大部分のクラスの女子から　洩れなく敬遠されるほどの
変態であることが明かされます　そこからの勢いがすごい…！


ありとあらゆる何気ない事象を　全てえろすに変換してしまう彼の脳力が
むやみに高いテンションで披露されていきます
今までトホホ役だった薫君が　えろすな妄言を
どこかで聴いたことのある漫画の名言に乗せ　悪魔的なキメ顔で言い放つ
その中二病的えろセンスに　「くだらねー」　と言いながらぐいぐい引き込まれます
「ダメだ…　この漫画…ヘンタイしかでてこない…」
という帯のコピーは伊達ではありません　ある意味終始突き抜けた感じのある
テンションの高さと　バシっとキメる薫君のセリフはちょっと面白いですよ