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刻刻 [スリル/サスペンス]


刻刻(1) (モーニング KC)

刻刻(1) (モーニング KC)

  • 作者: 堀尾 省太
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/21
  • メディア: コミック


至って普通の家族が 時が停止した世界で
謎の宗教団体にいきなり拉致された家族を救いに行く という物語
私が拝見させて頂いている複数のマンガ紹介サイトさんで
好評だったので読んでみました

一日中テレビを眺めてすごす無職の父
日がな一日ゲームをやり続け
呆れた妹に電源を落とされてマジギレするニートな兄
そしてダメな男どもの代わりに働いて一家を支える妹 みたいな
ダサかっこ悪い面々が主役というのが面白い

モーニング・ツーで連載

先祖代々伝えられる 秘密の時間停止術をもっているおじいちゃん
あまりにも豪快な裏技でこれなら楽勝 と思わせきや
実は宗教団体の側にも何やらその術が使える人間がいて…
というシチュエーション
ごく普通の家族が 怖いお兄さん方を引きつれた宗教の人たちから
いかに拉致された家族を救い出すのか というのが見どころですね

まずいいなと思ったのは時が止まった世界の描写
マンガって しかも漫符の少ない青年誌のマンガの場合は特に
動いているものと 動いている瞬間で止まっているものの描き分けが
難しいと思うのです どちらも静止した1コマですから

img162.jpg
しかし1コマの多人数が入り乱れて配置される絵で
動いているものと停止しているものが読者に見分けられるようなコマ運びが
何気ないけど巧みだなあと思えます

時が停止した世界―これを「止界」と呼ぶそうですが
噴水の水で顔を洗う場面では 水をすくって顔にかけ
水が顔に当たって弾けた瞬間で水が停止するという表現がされています
「水は動かないんだから動かせないやろ」みたいな考え出したら息も吸えなくなりそうな
理屈の部分には 「んなもん…ワシにわかるわけねーだろ」 と
じいちゃんが一蹴してくれるので 黙るほかありません (;´▽`A``

大前提について 堀尾氏が何か考えているのかいないのかは置いといて
「止界」にはそれ以外にもいくつかルールがあるようで
これが単純に家族の側に圧倒的に不利そうなシチュエーションを
覆しうる要素になりそうで 相手をいかにハメるかみたいな話になるのかなあと期待してます

家族思いの粋なじいちゃんと ヘタレな父・兄 そして勇敢な妹
私は特に ヘタレの二人を応援していこうと思っています


【刻刻 2】 2010年4月6日 16:10更新

刻刻(2) (モーニング KC)

刻刻(2) (モーニング KC)

  • 作者: 堀尾 省太
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/21
  • メディア: コミック


樹里の不思議な能力が出た2巻
樹里と敵側の女性との因縁
何も知らず止界を 彷徨う翼と真
敵側に懐柔される貴文
倒れた「管理人」の中から出てきた人
新しい要素は多々あるけれど 謎は断片だけ出てきて減らないかんじ
ばらばらになった家族は再び出会うことができるのか?
次が早く読みたいですね


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