コインランドリーの女 [ギャグ]
コインランドリーの女 (角川コミックス・エース・エクストラ)
- 作者: 清原 紘
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: コミック
とある商店街にある 寂れたコインランドリー
田中晴(たなか はる)が そこを利用しようと思ったのは
いつものランドリーが改装中だったからだった…
どことなく 薄暗いランドリーに 彼女が一歩足を踏み入れた その時
ギイイイイイ..
と音がして
ランドリーの最奥
乾燥機の扉が内側から押し開かれ
中から どろり..と長い黒髪に抜けるような白い肌をした女が這い出した…!
晴があまりのことに 悲鳴をあげかけたそのとき
ぬらぬらした蛇の口腔を思わせる女の口から 声が漏れ出した
「あ つ い …」
それが コインランドリーに引きこもる女・真魚子との出会いだった
ビーンズエースにて連載 全1巻
「失踪HOLIDAY」や「傷」など こちらでは乙一さんの原作小説の
コミカライズを担当された方というご紹介をしている清原紘氏のオリジナルになります
いやー 相変わらず恐ろしいほどに完成された画力を持った方だなあと
終始感嘆しながら拝見しました
なぜかコインランドリーに引き篭もりをしている謎の女・真魚子と
女子大生の田中晴 そして晴の想い人のメガネ男子・横井センパイ
さらにコインランドリーにやってくる様々な変態どもが登場する
主にコインランドリー内を舞台にしたギャグマンガです
基本的にナンセンスもので
真魚子は日がな一日ランドリー内でプラモやフィギュアを作りながら
人が来ると 乾燥機の中に隠れて脅かしたりするのが大好きな女
大体が この真魚子と晴のかけあいで話が展開していきます
…
しかしながら この作品は残念だなあと思わざるをえません
というのはお話自体が あんまり面白くないのです…少なくとも私は(;´▽`A``
何より残念なのは 真魚子が 回を追うごとに「普通」になってしまったところでしょうか
その見た目とのギャップをギャグにしているのではあるのですが
後半 次々とクセのあるゲストキャラが出てくると
フィギュアやプラモを作るのが趣味な おたくなお姉さんキャラ 程度におさまってしまうんですよね
いいルックス持ってるのだから もっと思い切って動かしてほしかった~(;´▽`A``
画力の高さとお話のイマイチ感がアンバランスで実にモッタイナイんですよね
お話次第でいつでもブレイクできそうな力を持っている作家さんだとは思うのですけれど
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