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嵐の伝説 [ギャグ]


嵐の伝説(1) (少年マガジンコミックス)

嵐の伝説(1) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 佐藤 将
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/08/17
  • メディア: コミック


まさに嵐文吾は!! 滅亡した世界で英雄になるために生まれてきた男である!!

20XX年
地球は環境破壊が引き金となった裁きの日を迎えた!!
地震・洪水・暴風・火山・寒波・旱魃(かんばつ)・大汚染
あらゆる災厄が文明を滅ぼし
急激な変化により 生物は異常進化し
クリーチャーとなり生き残った人類を脅かした!!
其処(そこ)に 人類の指導者となって戦う男がいた!
名は “嵐 文吾”!!
その男は強く雄々しく 人類の要となった!!

別冊少年マガジンにて連載!!
この物語は 20XX 年 世界が崩壊し 力こそ全ての世紀末となった世の中で
人々を導く一筋の光となった男・嵐文吾の在りし日の姿を綴った物語である!!!!

というわけで !マーク付けすぎなので自重します(;´▽`A``
ざんばら髪に 鋭い眼光 ふてぶてしい笑みを浮かべたその男・嵐文吾
後に「裁きの日」と呼ばれる大崩壊後では英雄となる男の
現代での姿を描く物語
どこが笑いどころかと言うと
未来では英雄と呼ばれるほどに 強く したたかで
決して器用ではないが 底知れぬ大きな器を持つ男・嵐文吾が
現代の普通の日本では ただエラそうなだけで友達のいない
不気味な男として認識される というギャップ
例えるなら「フルメタルパニック」の相良宗介が
「戦場では滅茶苦茶頼りになるんだけど 平和な日本でも
  同じノリでやってしまうので 困ったヤツ扱いされてしまう」
というやつに近いかなあ

とにかくこのマンガ ナレーションがキレにキレてます!
この記事の冒頭の文章が まず入って世紀末救世主伝説的盛り上げ方をした後
「だが この物語は 裁きの日後の世界ではなく
  我々と同じ時代 いつもの日本から始まる―」
と一転 裁きの日を迎える前の 現代の普通の日本の風景を映し出します
そこで現れるのは 後に人々を率いて 人類の救世主となる嵐
現代での彼は 単に友達がいなくて 食事中にう●この話を平気で話し
妹の楽しみにしていたデザートを悪びれもせず喰らう
そんな ひたすら自己中心的な人物として描かれます
しかし!!
現代では一見ただのKYな男に見られがちな彼のその行動は
裁きの日後の世界では その一つ一つが全て王者たる要素なのだというのです
・食事中にう●この話ができる
  →そのタフネスな精神力こそ後の世を生きる素質である!!
・人のものを勝手に食べる
  →相手の二手・三手先を行く その狡猾さこそ 後の彼の軍略の妙の片鱗である!!
・友達がいない
  →未来で孤独に耐える為の修練になっている!!
などなど まるで強烈な自己肯定を教える 自己啓発本みたいなノリで
明らかにイタい人であるところの嵐文吾を大肯定するのです

img402.jpg
そして登場人物は 嵐文吾の他にも
後の世で人々を快楽に導き堕落させる 嵐の宿敵となる男・伏見閑太郎
未来ではチェーンソーで人々を殺戮し 恐れられる女・石田梓
人間を超越し 愚かな人類を叩き潰して 新人類たる自分の世をつくろうとする
まるで北斗の拳のサウザーか拳王のような男・親不知巧(おやしらず たくみ)
などの人々が 「後の世ではこんな強烈な力を持ったヤツだが現代ではこう」
みたいなギャップが 若かりし頃の「伝説」として これまたアツく語られるのがいいですね
おススメです!
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