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ロードス島戦記―ファリスの聖女 [ファンタジー]


ロードス島戦記―ファリスの聖女 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

ロードス島戦記―ファリスの聖女 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

  • 作者: 水野 良
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: コミック


ロードスという名の島がある―
1991年から 今はなきゲーム雑誌○勝PCエンジンや
コミックニュータイプで掲載されていた国産王道ファンタジーの名作
ロードス島戦記のコミック版です
原作・水野良 作画・山田章博 と当時のファンタジーファンであれば
誰もが知っている二人の手になる
魔神とそれに抗う人間・エルフ・ドワーフらの一大戦記です

原作の「ロードス島戦記」は水野良氏がノベライズした
いわゆる「剣と魔法のファンタジー」ものです
人間の青年・パーンと それに付き従うハイエルフのディードリットが主人公で
様々な仲間とともに 古代王国の魔女や暗黒の島・マーモの軍団などと戦い
英雄になっていくお話で 当時中学~高校生だった私は思いっきりのめりこんでいました

作画を担当した山田章博氏は主にファンタジーものの挿絵などで有名で
NHKでアニメ化もされた小説「十二国記」の挿絵などを担当されています
あまりトーンを使用せず 緻密な描線と美しい陰影のついた絵はため息が出るほどです

舞台は原作小説の時代の数十年前 小説では伝説として語られている「魔神戦争」
古代より封印されていた魔神王が復活し その眷属である魔神や妖魔が
ロードス島を次々と侵略していきます
かつてない強力な魔神に対して はじめは互いに権力争いにこだわっていた
国々の王は 後に六英雄と呼ばれることになる 聖騎士ファーン 傭兵ベルド
魔術師ウォート そして英雄として数えられなかったヒロインの聖女フラウスらの
戦いを見てやがて国の垣根を越えて魔神王へ立ち向かっていくことになります

マンガは珍しい左から右へ読み進む形式でセリフも横置きになっています
それがまるで後世の詩人によって語られる一大戦記の物語のような印象を与え
挿絵を多く描かれている方だからでしょうか 見開きの一枚絵がとても美しく
所々で出てくる詩が華を添えます
戦闘シーンなどでは若干その細かすぎる描線が かえって邪魔だなと
思うところもありますが 地に足の着いた王道のファンタジーですので
ぜひご覧頂きたいマンガです

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山田章博公式情報サイト→ http://kirakuya-honpo.hustle.ne.jp/yamada-akihiro/

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サワダシンヤ

この漫画好きだったなあ。山田章博をこの漫画で知りました。
ドラゴンコミックス版の初版持ってますよ。
全然続きが出なくて、いつのまにかニュータイプコミックスで完結してた。
ロードスは青春そのものでしたね〜。
by サワダシンヤ (2010-01-20 10:38) 

meriesan

OVAもすごくかっこよかったですしね。神谷・アシュラムや池田・カシュー王はホント好きでしたよ~
by meriesan (2010-01-21 00:22) 

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