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マルドゥック・スクランブル [SF]


マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC)

マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC)

  • 作者: 大今 良時
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: コミック


なんで私なの?

「生きるのか死ぬのか 選ぶんだバロット」
―そして 少女は覚醒した

身寄りのない自分に手を差し伸べてくれたはずの男・シェル
彼は突如彼女の喉を掻き切り 車ごと爆破して闇に消えた―
生死の境を彷徨って彼女が目覚めた時
彼女の身体には シェルを追っていたマルドゥック市の二人の委任事件担当官
Dr.イースターとネズミのウフコックによって
金属繊維の人工皮膚と あらゆる電子機器を操る能力が備わっていた
何故自分は殺されたのか? 何故自分が選ばれたのか?
答えを得るため バロットは二人と共にシェルを追うことになった―

別冊少年マガジンで連載
ライトノベル・SF作家・ゲーム制作者・漫画原作者と
多岐にわたるクリエイター・冲方 丁氏の代表作のコミカライズ版となります
近未来を舞台にして 緊急法令マルドゥック・スクランブルO9により蘇り
特殊能力を手にした少女と あらゆる物体に変身することが可能な
ネズミ型万能兵器である相棒のウフコックのSFアクションです

少女の身体を覆うスーツに変身して護る万能兵器に
戸惑いながらも 能力によって相手を正確に知覚し撃ち抜く少女
このシチュエーションがかっこよくて買って見ました

1巻は信頼したシェルに裏切られ深い諦念を持ったバロットと
二人の委任事件担当官(要は賞金稼ぎみたいなものですね)との
邂逅と バロットの身に備わった能力を見せる巻といえます

img249.jpg
電子機器を操れるということは近未来ではかなりチートくさい力で
つまり街中のあらゆるカメラを使ってシェルを捜すことも可能だし
あるいはドアをぶち破るために 外にある車を動かすことも可能なのです
そして普段はネズミの姿をしているけれど 体内にある様々な物質にその身を変換し
武器にも防具にもカードの読み取り機にもなれるウフコック
警察内部にまで影響力を持つ闇の男・シェルを追って
バロット達は手がかりを求めて街を彷徨い
バロットの生存に気づいたシェルにより
差し向けられた刺客と戦うという筋になっています

アクションシーンもさることながら バロットが電子機器を操る
(電子撹拌(スナーク)と言う)時のネットワークや
ウェブ的な表現 更には街の様子など
大今良時氏のかなり細密な描き込みも見どころです


冲方 丁氏のblog → ぶらりずむ黙契録
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