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M・S DOLLS (モーソードールズ) [コメディ]


M・S DOLLS 1 (少年サンデーコミックス)

M・S DOLLS 1 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 菅原 健二
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/10/16
  • メディア: コミック


そうだよ、そんな理想通りのアニメっ娘他にはいない…
妄想だろうが何でもいい!! この娘はオレの萌え天使…八乙女たんだ!!!


ツンデレ、クーデレ、妹、幼なじみ、B級アイドル、男の娘、人妻、BL…
巫女にシスターにメイド、ロボ娘、人外に悪魔…
「萌え」
それは妄想と理想の大海原に育まれし愛の真珠―
本日は自分の理想の萌えキャラが現実に出現し、
その愛と妄想の力で他の萌えキャラを持つ妄想戦士たちと戦う
なんともダメダメな感じのバトルマンガをご紹介します―!

クラブサンデー 週刊少年サンデー超増刊にて連載
いわゆる「リアルでは全くモテない主人公が、仮想から現われた自分の理想の少女と出会う」
シチュエーションモノです。
同じシチュエーションでは以前ご紹介した「ルサンチマン」なんかはおすすめですし、
昔読んだもので思い出してみると桂正和さんの「電影少女」が
その第一話の衝撃と共に当時中学生で思春期真っ只中だった
私の脳裏に深く刻まれております…

この作品の主人公・アオイは、高校では誰彼かまわずアニメの話を持ちかける
重度のアニメオタクで、そんな彼がクラスメートの女の子から手酷い悪戯をされた腹いせに
200時間耐久のヒキコモリアニメ視聴を敢行した末に、自分の目の前に突如
ツインテールのツンデレ美少女・八乙女が現われることになります。
M・S・D(モーソードール)と呼ばれる彼女は、どうやらアオイが行ったあまりの萌えの荒行で
脳に隠された「妄想細胞」とやらが刺激されて出てきた妄想の産物らしく、
基本同じM・S・Dをもつ人間以外には見えることは無く、同じ場所にいてもぶつかることは無い。
しかし見える人には触れられるし、ドールたちの方からモノに触れたりすることはできるという
微妙に謎な設定。これは単純に八乙女たんが大好きなパフェを食べることができるとか、
物語上の都合というもののようです。(;´▽`A``

img201.jpg

それからアオイは事あるごとに「八乙女たん八乙女たん」と
彼女に首ったけになるわけですが、ある時、「B級アイドル」という属性のドールを持つ
アイドルオタクのセンパイ・亘理に出会うことになります。
自分の理想の萌えキャラがいる者同士の邂逅…それは必然的に「どっちのドールがより萌えか」
というM・S・F(モーソーファイト)へと発展します。
これがこのマンガのバトル要素なわけですが、基本ドール同士が戦うのではなく、
「オレの○○たんはこんなに可愛いんだぜ!!」とか
「オマエのドールは大したこと無いぜ!!」とか言う自慢と罵りの口げんかで、
相手が自分の妄想に揺らいだりするとドール共々ダメージを受けるというのが面白い。

お話の大筋自体は結局、アオイが八乙女たんと共に、ドールをもつマスターたちが
互いの萌えを懸けて戦う「M・Sトーナメント」なる大会に出場し、
ライバルたちと戦うことになるベタな展開になっていきます。
しかし2巻からはただ相手の萌えキャラの粗探しをして罵りあうだけの口げんかだった
それまでのM・S・Fが、自分の萌えキャラと共演する萌えシチュエーションを演じて、
相手を萌えさせて勝利する形態へと変化していきます。
この劇的な戦い方の変化が素晴らしい!
自分のターンになると舞台も衣装も変化して、
八乙女たんならツンな女の子が一瞬デレるその萌えの瞬間が演じられ、
幼馴染属性の女の子なら密かに幼馴染の男の子が好きであるがゆえの
様々なお節介シチュが演じられたり、場合によっては相手のドールたちも友情(?)出演して
変化を出したりと、バトルモノで次々と新しい属性のドールが出てくるたびに、
そのキャラに応じた萌えシチュの美味しいところが読めるという…
読み手が妄想戦士に近ければ近いほど身悶えできること請け合いなマンガなのです!

img202.jpg

お話の筋自体は本当にただトーナメントだとか悪のM・S四天王だとか
ベタ過ぎるほどベタなのですが、この萌えシチュの連続と、
演じた後に恥じらったりするドールたちの姿、
そしてM・S・F外でのマスターとドールとの絆が深まっていくストーリー。
特にその特性上唯一のツッコミ役である八乙女たんがやっぱり可愛い(´∀`*)
美少女ゲームやアニメがお好きな方は楽しめるんじゃないかなあと思いますよ。


菅原健二さんのblog → 徒然なるボテコテ日記
1話と最新話が読めます → クラブサンデー


【2011.08.05 更新】

M・S DOLLS 5 (少年サンデーコミックス)

M・S DOLLS 5 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 菅原 健二
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: コミック

ついに完結しました。終わってみればいや、いいところで終わったんじゃないかなあと。
お話としてはトーナメントを制した後も更に強力な敵とのM・S・Fを続けていって
パワーインフレ的なものが見えかけたところでしたからね。
厄介なことにこのマンガ、萌えシチュの比べあいという戦いであるために
絶対的なモノサシが無いんですよね(;´▽`A``
だから口撃がどれだけ相手にダメージを与えたかは相手の吹き飛び具合を観るしかないわけで…
そこが斬新なんですけどね。
作者の菅原さんもあとがきの方で「2巻くらいで終わるだろう」と考えていたら
担当さんから続行だと言われて続けていたそうで、いつ終わるか分からないから
必然的につけ足しぽい状況になっていたんですね。
でも逆に言えばそれは一つのバトル編の最後を迎えるたびにここで終わってもいいような
最終回クォリティで描かれていたとも言えるわけで…
ゴールテープを倒れこむように切るような最終回を見ると、
描ききった感があるんじゃないかな~などと感じました。

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