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のらみみ [ハートフル]


のらみみ 1 (IKKI COMICS)

のらみみ 1 (IKKI COMICS)

  • 作者: 原 一雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/11/29
  • メディア: コミック


かつて誰もが憧れた「居候キャラクター」
生活を共にし 日常をユカイに演出してくれる 愛すべき異分子
そんな居候キャラが世間にあふれかえる時代の話―
(原作冒頭より)

今回は2003年から連載を開始し 昨年惜しまれつつも完結した「のらみみ」をご紹介します

冒頭より ドラえもんをモチーフにしたであろうハートフルなマンガです
「子供の家に居候するキャラがあちこちに当たり前のように
存在する世界があったとしたら」 というお話

キャラの姿形は 熊のような格好をした者もいれば
人間そっくりの魔女っ子タイプもいたり
場合によっては青虫→さなぎ→成虫 のように形態が変わる者もいて様々
彼らは居候キャラ紹介所(ハローワークみたいなもの)から
小学生の居るお宅に派遣され その子が小学校を卒業するあたりまで
居候としてすごしていきます

そんな中 主人公の「見習い小坊主」のらみみ君は なかなか居候先が決まらず
あまりに決まらないのでキャラ紹介所・ハローキッズに「居候」しながら
自分の新たな居候先を探しています
話としてはのらみみ君がハローキッズにやってくる
キャラ達に関わってその悩みを成り行き上解決したり
キャラと子供の不仲を取り持ったりしていきます

そしてこのマンガのキモは「お別れ」という儀式に集約されます

キャラは居候先の子供が小学校を卒業する時期になると
自然とその子供のもとを去って 新たな子供の所へ派遣されます
それは彼らの本能としてそういうことになるわけですが
多感な時期を6年間も一緒にすごした相棒が去る…
ドラえもんが のび太のもとから去っていくのと同じく
それは子供ならずとも とても辛いことです
キャラ達は思い出にと 精一杯その子供に対して最後の「お別れ」を演出します
それがもうとても切なく そしてそれを受け入れた子供たちが
少し大人びた顔になって終わるという筋書きは実に清清しくうれしくなってしまいます

以前アニメ化もされ二期も作られましたのでご存知の方もいらっしゃるかも
キャラがいる社会という設定もかなり細かく作りこまれていて
毎回本当に色んなシチュエーションがある面白いマンガです


原一雄氏のお知らせページ おたまじゃくそん→ http://harakazuo.info/
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