私立RPGハイスクール

私立RPGハイスクール

• 作者: こいで たく
• 出版社/メーカー: ホビージャパン
• 発売日: 2010/03/26
• メディア: 大型本

TRPGをご存知でしょうか？
正式にはテーブルトークRPGと言って
簡単にご紹介すると　数人の人がわいわいと集まって
今ならオンラインRPGが近いのですが　それぞれが戦士や魔法使いになりきって
コンピュータではなく　会話で成り立つRPGのことです
これはTRPGの楽しさを伝える「マンガでわかるTRPG」的なコミックです

月刊ゲームジャパンで2007年から連載し
1回4ページのコーナー的なマンガとして好評を博してきた作品です
お話としては高校に通う個性豊かな高校生5人がTRPGとはなんぞや？
的な話から始まって　実際のゲームの様子がコミカルに描かれています

TRPGでは突撃癖のあるキャラ　学校では女番長のマキ
マキの舎弟で　男だがゲームでは女性キャラになりきる　知的で長身なリーゼント・トク
マキの舎弟２で　萌える妄想逞しいパワーファイター・プリ太郎
しっかり者の生徒会長で　マキとは犬猿の仲だが　かなりのTRPG経験者・フッキー
そしてマキ達初心者に解りやすくTRPGを紹介するストーリーテラー
見た目はロリだがTRPGを心から愛するミコと
キャラもキッチリ色分けがされています


私も最近はとんとTRPGから遠ざかってしまっていますが
やはり一番遊んだのはヒマがあって
友達がすぐに集まれる高校時代でしたので
コミック内のセッションの「わいわい」やる様子に
なんとなくノスタルジーを感じたりして

TRPGのセッション中に出てくるあるあるが面白く
「わいわい」感はよく出ていると思います
ゲームのアクセサリーであるサイコロの種類の話や
メタルフィギュアに色を塗ってみたり
TRPGを経験されている方なら(￣ー￣)ﾆﾔﾘとさせられる
ネタのオンパレードです

TRPGだけではなくその他の非電源系ゲームである
ゲームブック　ボードゲーム　PBW（プレイバイウェブ）などの
TRPGと関連性の強い他のゲームも紹介され　非常に幅広い内容になっています
この本はゲームジャパンの主な購読層であるカードゲーム好きな人に向けて
描かれたものだそうなのですが　TRPGを知らない人が手にしたらどう感じるのだろうか
と単行本化されたこのマンガを読んで思いました