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進撃の巨人 [アクション]


進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

  • 作者: 諫山 創
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: コミック


その日 人類は思い出した
ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を…


天高くそびえる壁―
約100年前 人類は巨人に喰い尽くされた
残された人類は 街を巨人の背丈を優に超える強固な壁で覆い
その中で ひと時の平和を享受していた
もはや巨人たちは諦めてやってこないのではないか
人々の中にそんな楽観的な空気が漂い始めていたその日 巨人はやってきた
ヤツらの身長を遥かに超えるはずの壁から こちらを見下ろして
厚く 強固に作り続けて来た壁を いともたやすく打ち砕いて

人類の生き残りを賭けた 絶望的な戦いが再び始まった―

別冊少年マガジンで連載
Twitterのマンガ好きな方々の間で「これはすごい!」
と話題のコミックだったので読んでみました

中世ファンタジー的な世界で 人間を捕食する巨人と
街を高い壁で囲って 巨人の来襲を阻止せんと戦う人々の物語です
評判どおり凄かったです!

なにより巨人の圧倒的な巨大感がすごい
大きな個体では50mもの壁を超えるほどの体長を誇り
圧倒的な筋肉の束は人々が渾身の力を込めて叩き込む剣を容易く弾く
見上げるほどの分厚い壁は 彼らのひと蹴りでたちまち亀裂が走り
大砲で頭を吹き飛ばしても再生する
そして彼らには交渉の余地はありません
ひたすら人間を喰らうために進撃してくるのです

img152.jpg
「ワンダと巨像」
という 人間を操作して 見上げるほどの巨像を打ち倒す
プレイステーションのゲームがかつてありましたが
それを髣髴とさせる圧倒的な巨大感と頑健さ
そしてゲームとは違い 巨人は1体ではありません
何体もの巨人が一斉に襲ってきます
これじゃゲームにもなりゃしません(;´▽`A``

冒頭 100人以上の調査兵団と呼ばれる巨人の討伐隊が
1体の巨人に束でかかって討ち取るどころか壊滅的な状態で帰ってくるなど
1巻ではついに巨人が倒れるシーンは全く見られませんでした
あるのは ただ人々が捕食されていく姿のみ―
人間が練りに練った作戦を 無造作に打ち壊す容赦のない巨人の強さが
読んでいるこちらを圧倒します

巨人は主人公にもその脇役達にも容赦ありません
母親を目の前で喰われるという経験をした 主人公の少年・エレン
彼は巨人への復讐心から 調査兵団を志願した新米のメンバーです
エレンの同期として10人ほどの個性豊かなメンバーが顔出ししますが
巨人がひとたび来襲するや 文字通り「なす術無く」喰われていきます
一応「巨人の急所」と呼ばれる弱点はあるのですが
何のラッキーヒットもありません

1巻はとにかくこの巨人の圧倒的な強さ
そして極限状態の人々のドラマと絶望的な戦いがひたすらに描かれます
主人公のエレン君も あんなことになってしまいましたが
ここからどのようにドラマが展開していくのか
本当に楽しみです!


諫山創氏のblog → 現在進行中の黒歴史


進撃の巨人(2) (講談社コミックス)

進撃の巨人(2) (講談社コミックス)

  • 作者: 諫山 創
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/16
  • メディア: コミック


高揚した… その光景は人類の怒りが体現されたように見えたから…
遂に2巻が出ました!
衝撃的でした 色々!(;´▽`A``
内容をお伝えすることがきっとこれから読まれる方の
楽しみを奪うと思われましたのでストーリーには触れませんが
相変わらず巨人達の描写には圧倒されますね~
決して他と比べてレベルの高い絵ではないんですけど
巨人の巨大さを現すことにものすごい心血を注いでる
力がバシッバシッと伝わってきます
そしてぽよんとした締まりの無い裸のおっさんみたいな巨人の
なんと不気味なことか… !
この巻でも大きな謎を最後に持ってきて 次回への引きは十分です
また3巻を楽しみに待つとします!



進撃の巨人(3) (少年マガジンコミックス)

進撃の巨人(3) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 諫山 創
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/12/09
  • メディア: コミック


俺達が今やるべきことはこれしかないんだ
あのよく分からない人間兵器とやらのために 命を投げ打って健気に尽くすことだ


3巻でました。
別マガ本誌で「超大型巨人フィギュア 応募者全員サービス」なんてやってるそうです。
いやあ すごい力の入れようですね。

それはさておき今回も息つく間もなく次から次へとクライマックスのオンパレード。
徐々に人類が巨人を倒すことができるようになり、そうなったら折角のこの絶望感が
台無しになってしまうんじゃないかなどと懸念もしましたが、杞憂でしたね。(;´▽`A``

今回は人類が遂に巨人達に「反撃」するために動き出します。
生き延びるための撤退戦ではなく、生き延びるために進撃をする、そのための行動に。
しかしそれは巨人を食い止め、人類に余裕ができたからではありません。
万が一にもこれ以上後退することが赦されないから、死に物狂いで微かな希望に飛びつくのです。
その可能性のために人類は「死にたくない」と泣き、惑いながらも
互いの命を虫けらのように散らしていくのです。

だから相変わらず死地に向う団員達の言葉はどれもこれもが心の底から出てくる
重みのあるセリフと感じることができ、アツくさせてくれます。
ナレーションやセリフのセンスが抜群に良いんですよね。

次は来年の4月ですか、待ち遠しいですね~



進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)

進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 諫山 創
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: コミック


オレは決めたぞ オレは… … オレは…調査兵団になる

全巻ミリオン達成で、累計発行部数400万部突破ですか。凄い勢いですね(;´▽`A``
余談ですが、私のブログ内での記事ごとの閲覧数でも、
進撃の巨人が12968 で1位と、2位の 狼の口~ヴォルフスムントの5087と比べても圧倒的です。
ご覧頂いた皆様、ありがとうございます。

さて4巻ですが、巨人をコンスタントに倒せるようになってきても
次々と喰われていく兵士達は相変わらず。
巨人が人を喰らう姿のバリエーションがよく尽きないなあと妙に感心してしまいます。(;´▽`A``
今回は序盤で出てきた巨人が、チューペットを吸うように、もしくは蟹の脚をしゃぶるように
喰らう姿が印象的でした。こういうの、自分達が食べ物を食べる姿を色々思い出しながら
描いてるんだろうなあ。ちょっとしたブラックジョークみたいです(;´▽`A``

お話は3巻までの続きがひと段落し、一旦過去に戻って再び現在に戻るという構成で
巨人との戦闘は少なめ。主役3人以外のキャラクター達に視点を移した内容になっています。
巨人を殺す技術に秀でているほど、巨人から遠ざかる―
リヴァイ兵長が出てきたときは確かにツっこんじゃいました(;´▽`A``
強いやんけ。
とにもかくにもエレンの能力と、その秘密を知る鍵となる文字通りの「鍵」に上も気付き始めた4巻。
次の巻は遂にその秘密が明らかになるのでしょうか。
そして後退させられた巨人達はこのまま黙っていてくれるのか…?
今だに予断を許しませんね。


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コメント 2

サワダシンヤ

進撃の巨人は久々に本気で鳥肌が立った漫画でしたよ。登場人物を容赦なくあんなことにしていく作者の感性がすごい。
エレンに関しては衝撃的でしたが2巻以降どうなるんでしょうね。
あれでもまだあれだったらちょっとあれだなあ。
by サワダシンヤ (2010-03-28 04:31) 

meriesan

格闘マンガで言うところの「心を折る」演出に徹底してますよね。ベルセルクの蝕と比較されてる方もいてなるほどなあと思いました。ここからどう反撃するのか、色々撒いた伏線がどう効いてくるのか楽しみですね!
by meriesan (2010-03-28 08:24) 

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