ゴッドバード [燃え]
力を貸して!ライディーン!
『となえよ―ラ・ムー… たのむ…俺の…かわりに』
35年前、突如太古の眠りから目覚めた妖魔帝国の地球侵略から、
古代ムー帝国の血を継ぐ ひびき洸(あきら)が守護神・ライディーンと共に退けた戦いがあった。
妖魔帝国、そしてそれに続いた様々な侵略者たちを、その都度スーパーロボットと
その搭乗者達によって倒してきた人類は、ひと時の平和な時代を謳歌していた。
そして現代―
ごく普通の女子中学生・囀晶(さえずりあきら)は、最近毎晩夢の中で呼びかける
“少年”の声を聴くようになっていた。
そんなある日、35年前に滅亡したはずの妖魔達が再び活動を開始し、晶の住む町は
突如現れた巨大な化け物―化石獣によって大混乱に陥った。
なす術も無くただ破壊されていく町を呆然と見守る晶たち。
その時、町から見える海上に、巨大なロボットが姿を現した。
『ライディーンを駆れ!敵を―討て! 俺の代わりに…戦ってくれ!』
晶の頭の中にあの夢の中で聴いた声が響いてくる…
「フェード…イン!」
声の主、かつてのライディーンの操縦者・ひびき洸の言われるがままに
巨大ロボットに取り込まれる晶。
地球を賭けた少女の戦いが、今始まる!!
月刊COMIC RUSHで連載。
やわらかい筆致でありながら、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」などのロボットものも描き
特撮評論家でもあるという長谷川裕一氏。
氏の作品は、女の子の表紙が多いながら、若干絵が自分に合わず今まで敬遠していました。
そして私はスパロボでライディーンを知るのみで、原作のアニメ自体は観ていないというのも
十分に購入を躊躇させる理由でした。
しかし今回の単行本がアキバBlogさんで採りあげられていたのを拝見して、
実にあっさりと興味を惹かれて読んでみることにしたのでした。ヽ(‘ ∇‘ )ノ
いや、これが予想外(失礼)に面白い!
内容はと言えば、「スーパーロボット大戦」でもお馴染みの勇者ライディーンに、
本来の搭乗者・ひびき洸の代わりに女子中学生が乗り込み、コンバトラーVや、ボルテスⅤ、
闘将ダイモスの搭乗者たちと共に、復活した彼らの宿敵の妖魔軍団と戦い、
地上に顕れると地球が滅びるとされる「ムー大陸」の復活を阻止しようというもの。
正に「スーパーロボット大戦」的なクロスオーバー。
村枝賢一さんの仮面ライダーSPIRITSのような迫力の絵柄ならともかく、
なんとなくいいとこ取りしただけの微妙さを感じて発売当初は敬遠してしまったのですが、
読んでみるとまずライディーンたちロボットの絵の巧さ、
そしてアクションシーンのカッコよさにびっくりしてしまいました。
そりゃそうか。
「クロスボーン・ガンダム」が代表作の一つになるくらいの方だから
メカも戦闘もしっかり描けるわけです。実際に読んでようやく表紙のミニスカ女子中学生だけで
敬遠した自分の浅はかさを猛省したのでした。(;´▽`A``
突然の妖魔たちの復活。ひびき洸が動けない理由。ムーの壁画に描かれた謎のロボット。
そしてムー大陸の浮上をいかにして阻止するのか。
ライディーンが主役とはいえ、ボルテス、コンバトラー、ダイモスキャラも出てくるこの作品。
「勇者ライディーン」生誕35周年記念の企画として連載されているといいますから
どれ位の巻数を見込んでいるのか、
その大風呂敷をきちんと畳みきれるのか不安になります。(;´▽`A``
それぞれの作品のライバルであるプリンス・シャーキン、プリンス・ハイネル、大将軍ガルーダ、
提督リヒテルたちも手を組んで、まるでアイドルグループかというくらいのイケメン揃い。
彼らと一体どのように決着をつけるのかも要注目です。
陸上部に所属するヒロインが搭乗することで、
クラウチングスタートから爆走するライディーンを見ることもできる本作。
スパロボ程度の知識があれば十分楽しめると思いますよ。
長谷川裕一さんのblog → スタジオ秘密基地
晶ちゃんカワイイ!!
アニメ化してくんないでしょうかね、この作品。
by 通りすがり (2011-05-13 11:46)
ライディーン自体は過去に数回リメイクされていたようですね。人気が出ればやってやれないことは無さそうですよね~ヽ(‘ ∇‘ )ノ
by meriesan (2011-05-13 13:10)
レスどうもでした。
プロダクションIG版はリアル志向過ぎて不評だった様ですから<<リメイク、この作品は正統な続編ですからファンに受けそうですよね。
ただアニメ化もしやるなら、当面は他のコンバトラーとかのスバロボ出さずに、ライディーンオンリーのエビソードで行って欲しいもんです。
by 通りすがり (2011-05-14 17:28)