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ワズラ ‐梦津國怪奇譚 [燃え]


ワズラ ‐梦津國怪奇譚‐(1) (Emotion Comics)

ワズラ ‐梦津國怪奇譚‐(1) (Emotion Comics)

  • 作者: きむら ひろき
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: コミック


これ以上… 狂わせないでくれ…!!

異世界である「梦津国(ゆめつくに)」から人々が住む「現國(うつしくに)」へやってきて
様々な奇怪な事件を引き起こす「患(わずら)」。
そしてその事件から患を特定し、退治する事が可能な「患オロシ」と呼ばれる人々…
いわゆる退魔師的物語なわけですが、これがなかなか…
私の好きなツボをいくつか押されてしまいましたので、meriesanはこういうのに弱いんやね
とでも思ってくれたら良いんじゃないかなと開き直りつつ紹介してみます。

週2コミックゲッキンで連載。
著者のきむらひろきさんは、過去に「かいけつゾロリ」のコミカライズや
コミックボンボンでの連載など、小学生や幼児向けの方面で
原作つきのお仕事をされてきた方のようです。
今回の作品は氏の初のオリジナル作品だそうで、
一読した時はなんとも不思議な魅力がある作品だなとそのもやっとした
面白みに少し頭を抱えたのですが、おそらくこのブログをご覧になっている方は
主に普段青年誌をご覧になっているであろうことを頭に入れると、
評価がざっくり分かれるんじゃないかなと思います。
これはもう「私は好き」というカンジ。

img119.jpg

主人公の洋村三幸(なだむらみゆき)は8頭身でイケメンの
実力的には強い方の患オロシだが、暗い過去を背負っていて
患に対してちょっと情に欠けるところが玉に瑕で、敵に斬られてピンチになると
自分の血液が強力なバケモノに変じて患を喰らう…
主人公の要素を見ると、少年マンガなカンジなのですが、今ひとつ面白いギミックというか
大きな特徴というのに乏しい感じがします。
では何が私の琴線に触れるのかというと、絵柄的にもお話的にも優しい感じがするところなのです。
読後に過去の作品リストを拝見して得心がいったのが、心優しいヒロインの兎ちゃんや
患への理解と情をかけることを洋村に説く彼の師匠、相手の声を奪って楽器にしてしまえる患だが、
洋村の子分的存在のぴいひゃらなど、ずっと等身低いキャラが良く動くし、
彼女たちに影響されてか最初は患なぞはミナゴロシ的発言をしていた洋村が、
事件を引き起こしている患に事情を聴いて、真犯人を見つけ出し患を救うというお話になっていきます。
最初は力づくで相手を屈服させていた主人公が、周りの人たち(特に兎ちゃん)の影響で
相手の事情を理解しようとし、本当にワルいやつを倒すようになる。
この変化が好きかな。 なんかこう…もやっとしてるんですけど(;´▽`A``
多少血なまぐさいシーンもありますが、もともとの絵柄が柔らかいためか、
普段青年誌を読んで多少のグロ描写には慣れてしまっている自分としては
物足りないところもあるのですが、作品の雰囲気としては好き。

img120.jpg

ということであまり強く推すことは出来ないのですが、
私は好き的作品としてご紹介してみました。
うーん まとまってない(;´▽`A``


ゲッキン内ワズラのページ
きむらひろきさんのHP → きむらひろきがおはなしします
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