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超熱ゲームキッド クリエイ太 [燃え]


超熱ゲームキッド クリエイ太 (てんとう虫コロコロコミックス)

超熱ゲームキッド クリエイ太 (てんとう虫コロコロコミックス)

  • 作者: のむら しんぼ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: コミック


こいつのゲーム作りにかける気迫!! まるで阿修羅だ~~っ!!

今回ご紹介するマンガは、当ブログではあまり馴染みの無い小学生向けの漫画です。
著者は のむらしんぼさん。
1985年から10年もの間連載された 骨の髄までどケチな一家が登場するギャグマンガ
「つるピカハゲ丸くん」の作者でもいらっしゃいます。いやあ懐かしいなあ…(;´▽`A``
でも今回私が購入に至った理由はそこではなくて、「ゲームクリエイター」に
着目したマンガという点でした。
ゲームクリエイターを主役にしたマンガといえば、「東京トイボックス」
真っ先に思い浮かべる方も少なくないとは思いますが、将来のゲームクリエイターに
なるかもしれない少年達が真っ先に愛読するコロコロコミックでは、
この職業をどのように描くのでしょうか?
そんなことに興味が湧いて読んでみましたので、ご紹介いたします!

周囲の建物を圧倒してそびえたつ巨大なビル―
そこは日本一のゲーム制作会社“楽天堂”のビルであった。
そこへやってきた一人の少年・栗鋭太(くり えいた)。
彼は小学生でありながら自分でゲームを一本創りあげ、この楽天堂に売り込みにやってきたのだ!

そこで行き会った開発チームのディレクターとひと悶着があった末、
鋭太は偶然通りかかった かつて月1000万本という破格の超ヒットゲームを世に送り出した
伝説のプロデューサー・鮫島鯨魔(さめじまげいま)と出会い、
持ち前の粘り強さと、社員が開発中のプログラムのどこかに発生させてしまった
探すだけでも一日がかりのバグを瞬時に見つけ出し、対応した腕を鯨魔に買われて
楽天堂ビルで出入り自由でゲームを創ることが許されるようになるのです。

img068.jpg

楽天堂に存在するゲーム制作の10か条を一つでも破ったり、
仕事の進行に重大な支障をきたすミスをした者には「荷物をまとめておけ!」と
即刻クビを言い渡すほど、社内で絶大な影響力を持つ鯨魔。
お話はゲーム制作に対する情熱なら誰にも負けない鋭太が、
ゲームに対する評価となれば子供に対しても容赦しない、鯨魔の想像を超えるほどの
情熱とアイディアが詰まった作品を毎回考え出すというもの。
舞台となる会社が会社だけに、主にハードはDSiが出てきます。
最後辺りは3DSのソフトも出てきました。

ゲーム少年を主人公にしたマンガでは、そのほとんどがゲーム「プレイヤー」という立場で
マンガに関わります。しかしこのマンガは卵とはいえクリエイターが主役。
何かと面白い仕掛けを施して、小学生と思って小ばかにしている大人たちを「あっ」といわせるのです。

アイディアが閃けば おしっこをしている時でもトイレ内でノートパソコンを打ち始める鋭太。
彼のゲームに対する情熱は、毎回伝説のプロデューサーの度肝を抜き、
そのゲームは、しばしばこのゲームを創るきっかけとなった、
ゲームに否定的なクラスメートや幼馴染の少年に対しての
彼なりのメッセージ的な側面を持って創られているのです。
それこそプレイヤーと同じ名前の、グラフィックもそっくりなキャラクターが
ゲーム中に出てくるくらいに。(;´▽`A``

ゲーム制作会社が舞台である割には、結局鋭太はチームワークでゲームを創ることは無く、
プログラムも音楽もグラフィックも自分で創るオールラウンダー。
それがゲーム制作のマンガとしてどうなのかなあと思わなくはないのですが…

img069.jpg

子供の頃、自分の描いたマンガを友達に見せたことのある人…
その友達が「面白い」と言ってくれた時の嬉しさ。
さすがにこれを真に受けても、現実に鋭太のような超速で自分の思い通りのゲームを
バンバン創れる人間にはなかなか成れるものではないとは思いますが、
自分の作品が認められる喜び、そしてそのゴールに向って燃える瞳で
粘り強く創り上げていく過程は素直に気持ちが良いものです。
案外と作中に出てくる鋭太のゲームは現実に有っても面白そうなものもあったりして
さすが担当編集さんの目を盗んで締め切りを遅らせるほどの
ゲーム好きのしんぼさんが描いただけありm(ry

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