魔法使いの心友 [青春/自分探し]
ずるいよリサばっかり リサが綺麗なのも頭がいいのも
優しいのも強いのもみんな魔法の力なんでしょ
楠そよは、目立たないが自他共に認める「いい子」としてすごす中学2年生。
生徒会長で人気者の涼平先輩に憧れを抱いている。しかし、万能だけど空気が読めない美少女・魔美坂リサが転校してきてから、そよの生活は一変する。
実はリサは魔界から、ある目的のためにやってきた魔女だった!
リサの手助けをすることになったそよは、初めて知る自分の感情に直面していく。
そして、そよは魔女の親友になれるの…?
(コミックスあらすじより)
かわいいころを過ぎたら [青春/自分探し]
私の母は1951年生まれ。気づけば今年で60歳を超えてました。
「超えてました」ってくらい私は母の生年月日に興味が向かず、一人暮らしで今まで数回引越しをしましたがそのたびに保証人をお願いする母の生年月日を本人に電話で聞く薄情ぶり。
逆に母からは度々「○○あるけど食べに来る?」みたいなお誘いメールが送られてくるし(私のアパートは実家から自転車で20分程度の近さ)、私たち3人兄弟の誕生日には決まって招集がかかり、ワインとケーキとちょっとしたごちそうを並べてささやかなお祝いの会をもうけたりします。
「なんでそんなにマメに顔を出させたがるんだろうなあ」とか疑問に思いつつも「母さんってそんなもんか」とあやふやなまま納得‥というか思考停止していたのです。
今回ご紹介するのは思春期の息子を持つ母の視点から描かれたコミックエッセイ。
主な読者の想定は同じ境遇のママさんに対するもののようですが、息子の立場である私が、しかもいい大人になった今だからこそぎゅんぎゅんクる作品でもありました。
親の心子知らず。
断片的に今も思い出せる思春期の頃の自分を、あの当時母はどう見ていたのか‥
読後なんとなく自分の母の気持ちにも少し近づけたような、そんな気持ちになれるのです。
マザコン上等 それではご紹介してまいりましょう!
バカが全裸でやってくる [青春/自分探し]
バカが全裸でやってくる (1) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 井田 ヒロト
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/07/23
- メディア: コミック
一歩前へ‥!
アルティマエースにて連載。
マンガ家を目指すマンガは数あれど、今回ご紹介するのは小説家を目指す青年の物語です。
原作者は入間人間さん。ラノベから始まって実写映画化もされた「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の作者でもあります。
コミカライズは井田ヒロトさん。こちらのブログでは観測者タマミで1度ご紹介しています。
どんな仕事にも「向き、不向き」というのはあるけれど、こと小説家やマンガ家などのクリエイティブな職業は「才能」という言葉が使われます。
「才能」というのはあやふやなもの。
具体的にその定義が何なのかはわからないし、事前にその有無を計ることはできないけれど、結果がダメなら「どうやら自分には才能が無いらしい」ということになる。
その人にしか描けないような面白い作品が創れるのも才能だし、凡百の物語しか創れないけれど巧みなプロデュースで話題にするのも才能。苦しみながらでも作品を創り続けられることも才能なら、一向に芽が出なくても自分を信じて作品を発表し続け、世間で認められた時にそれを「才能」と呼んだりする‥
ひとりぼっちの地球侵略 [青春/自分探し]
ひとりぼっちの地球侵略 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: 小川 麻衣子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/07/12
- メディア: コミック
二人で一緒にこの星を征服しましょう!
人口70万に満たない、
そこそこ栄えた地方の
そこそこな中心都市・松横市。
この春、高校に入学する広瀬岬一(こういち)は、
入退院を繰り返す双子の兄・凪とは正反対の健康優良児。
入学式当日、
岬一の前に現れた
"ひどい変わり者"の2年生・大鳥希。
「命をもらいに来た」と岬一に迫るが、
岬一の身体は負った傷をたちどころに治してしまう。
驚く彼に、彼女は態度を一転させて告げる。
「一緒にこの地球を侵略しましょう」と――
(Webゲッサン作品紹介より)
四季賞2012春 ~月刊アフタヌーン付録 [青春/自分探し]
さすらいエマノン [青春/自分探し]
旅をするのは さすらい続けるのは 私の本能 自分の内部からの行動なの
さすらい続けていることは宿命なんだと思う
私は名なしのエマノン
名前なんてただの記号だし 私にとっては意味がないから…
私は生まれついたときすでに母の記憶を持っていた
母の記憶も祖母の記憶ももっと前の先祖の記憶も…
もっと前の人間でなかった頃の記憶まで持っていた
30億年の間子孫から子孫へ身体を乗り換えながら生きてきたというわけ
なぜかわからないけどそういうふうに生まれついている…
30億歳になっても泣いたり笑ったり恋をすることもあったり…
でもみんな去ってしまう みんな私だけを残して過ぎ去っていってしまう…
変わらないのはこの海と空だけ…
(さすらいエマノン'67 第一話冒頭より)
甲子園の空に笑え! [青春/自分探し]
甲子園まで何マイル? マイクロ・バスで行けるかなー
九州のド田舎・私立豆の木高校にやってきた新任教師・広岡真理子は、ひょんなことから弱小野球部のカントクをすることになりました。
部員たちは皆一生懸命な楽天家。体育会系の暑苦しさは微塵ももたず、空振り、トンネル、なんでもござれ。こけつまろびつわははと笑う。弱小も弱小の彼らの目標は「県予選一回戦突破」!
ところがいざ県大会が始まってみると、何の因果か気まぐれか、我らが豆の木は予想外の強運であっさりちゃっかり勝ち進む。
ついにはまさかの甲子園出場まで漕ぎ着けて…さあ、豆の木たちの健闘やいかに…?
ハイスコアガール [青春/自分探し]
ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)
- 作者: 押切 蓮介
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: コミック
ハルオ… ハルオ…!! お前の気持ちはそれだけか!?
矢口ハルオは落ちこぼれの小学生だった。
算数も国語も図工も、そして体育でさえ…
何もかもダメな彼が唯一誇れるもの、それがゲームだった。
彼は苦痛なだけの学校の授業をやり過ごすと決まってゲーセンに足を運び、
少ない小遣いをやり繰りして格闘ゲーム「ストリートファイター2」を夢中になってプレイしまくった。
周囲には彼に敵う者は無く、それが彼のプライドを支える全て、ゲーセンこそ彼の聖域だった。
…しかしある日、その聖域でハルオは信じられないものを目にする。
大野晶― 彼女はハルオと同じクラスだったが、勉強もでき美人でおまけにお嬢様。
無口でいつも超然としていて何を考えているのか分からない節はあったが、それでもクラス中のマドンナとして男女共に人気がある、ハルオとは正反対の「住む世界の違う女子」だった。
いかにもゲームには縁遠いハズのお嬢様が何故こんな小汚いゲーセンに?いや、それより目を疑ったのは彼女が恐ろしいほどにゲームが巧いことだ…!
(こいつは俺の憩いの場をグチャグチャに乱しているのだ!! 許すわけにはいかん!!)
1991年―湾岸戦争が勃発し、長崎の雲仙普賢岳が噴火し、そして格ゲーブームが訪れたこの年に、
落ちこぼれ少年はヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに凛と座すその少女に出会った―。